2005年01月03日

「島田紳助氏、芸能活動再開」で思う

昨年10月25日に女性とのトラブルを起こして傷害罪(吉本興業の女性社員の頭を殴るなどして約2カ月のけがを負わせた)で略式起訴され、昨年10月25日以来芸能活動を自粛していたタレントの島田紳助氏(48)が2日夜に放送された日本テレビ系「行列のできる法律相談所」の特別番組終了時に出演しました。吉本興業によると、島田氏は事件前にレギュラー出演していた民放テレビ局の8番組について、1月12日放送分から順次復帰する予定だそうです。

罰金30万円の略式命令を受け、即日納付したとはいえ、被害者の女性との示談などは成立しておらず、女性側が民事訴訟を起こす準備をしている段階で早くも芸能活動を再開するなどというのは一般庶民の感覚とあまりにもずれているとしか思えません。しかも復帰後初出演の番組がよりによって「行列のできる法律相談所」だなんてあまりにも庶民をバカにしているというか喜劇的でさえあります。

私は彼の口から出た「謹慎中、これまでの人生にないくらい深く反省し、今も謝罪の気持ちで一杯です。特に(けがをさせた)相手の方に本当に申し訳ないことをしたと、この2か月間、深く反省してきました。今後とも誠心誠意対応したいと本心から思っています」という陳謝の言葉を素直に受け取ることはできません。本当に反省しているのであれば、たとえ所属先の吉本興業がもう芸能活動を再開してよろしいと言っても相手方と最終的な決着が付くまでは芸能活動の自粛を自ら申し出るべきだったのです。

そもそも島田氏にとって罰金30万円などという金額は痛くも痒くもないのです。既に罰金30万円を納付しており、刑事処分が終了し、相応の期間も経過しているといった理由で芸能界復帰をいとも簡単に認めてしまうテレビ局各社の担当スタッフの倫理観の低さにただただ唖然とするばかりです。当該事件が最終的に解決するまで何故待てないのか、そんなにまでして視聴率を上げたいのか、すべてに視聴率優先、利益最優先の昨今の風潮に空しさがこみ上げてきます。
posted by gujin at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 評論随筆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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